大和整体の施術

その1


 

 

はじめに、大和整体は「劇的な効果がある療法」でないことをお断りしておきます。
大和医学・大和整体の根幹にあるのは「自然に沿って治す」という考え方です。
「施術で治す」のではなく、「体自身に治させる」ことを理想とします。

誰しも痛みなどの愁訴に悩まされてしまうと、
それを薬なり施術なりで「早くに解消したい」と思ってしまうものです。
しかし体には本来「自分で治す力(自然治癒力)」が備わっています。
不調が「治らない」ということは、その機能がうまく働いていないということです。
そうした「根本にある問題」を無視して愁訴だけを消し去ったとしても、
その「根っこ」を残したままではいずれ再発するか、
それを原因として「よりひどい他の愁訴」に発展しかねません。
だから「体自身に治させる」ことを重要と考えるのです。

 

これは先代の堀江医師の言葉です。

「施術後にすぐ痛みが消えてしまうような施術は良くない、
数日経った頃に自然に痛みが消えるのが理想で、
本人は自然に治ったように感じるので施術で治ったとは思わない。
だからいい施術者というのはあまり感謝されないんだ。」

だそうです。

 

施術をきっかけとして体の機能が整い、その結果として「自然に治る」というのが、
大和整体が理想とする「体の治り方」です。
「治ればよい」のではなく、その「治り方が重要」と考えるのです。
そのために「施術は治るまで=十分(じゅうぶ)までやってはいけない」とします。
大和整体の施術は「八分を良しとして六分を最良とする」のですが、
残る二分・四分を体自身にやらせることで「自然に治る」とするのです。

 

では実際の施術についてですが、大和整体の施術には「決まった形」がありません。
大和整体(医学)は「個の特異性」という考えを重視します。
これは先の「大和整体(医学)とは」でも説明したように、
唯一無二の「一人の個(のあり方)」を重んじるということなのですが、
これは施術者側にも等しく言えることです。

これも師の言葉です。
「私とおまえでは体つきも考え方も感じ方も違うんだ、
私の真似をしても意味はない」。

つまり大和整体に「一つの決まった形」というものはなく、
基本の体の使い方・手指の使い方だけは共通とするものの、
施術自体は使う人によって形の異なる「その人なりの大和整体」となります。
よってその施術の中身も、非常に幅広いものとなります。

「どんな療法よりも強い刺激」を加えることもあれば、
「ただじっと触っている」という施術もあります。
時には「一時間ずっと指を持っているだけ」などということもあります。
その都度、その人の「個」にあった刺激を加えるだけなので、
「こういうことをするのが大和整体」という明確な指標がないのです。
強いて言うなら「相手の個(体の状態)に合わせて常に適切な刺激を加え続ける」
というのが大和整体の施術の基本ルールとなります。


もう少し詳しく知りたい方へ
その2