大和の勉強部屋


 

 私たち手技療法家は体を専門に扱いはしますが、医師の先生方や看護師・理学療法士の先生方とは勉強の度合いが違うわけで、そこが敷居の低さになっています。しかし、施術を長く続けていればやはりあやゆる場面で自身の勉強不足を痛感しますし、どこかに「ちゃんと勉強せねば!」という気持ちが残り続けるものだと思います。私自身もその一人です。

 ただ、問題は「どこから手をつければいいのか?」です。もちろん「医者と同じように勉強すべきだ」という方もおられるでしょうが、それでは私どもの仕事に関係の薄い知識ばかりになってしまい、多分長くは続きません。だからといって、テクニック的な「治し方」の本ばかり開いていても、小手先の技は身に付くでしょうが、それは「体の理解」には程遠い話です。やはり体を理解するには小難しい解剖などの本を開くしかないわけで…。

 苦手な勉強を続けるためには、いかにそのテーマに興味を持てるかが重要です。そして大事なのは入り口。日々の施術の中で興味が湧いたことを調べる、これはもちろん大事なことですが、これだと「必要なことが分かればそれでいい」となってしまいます。そこで私が個人的に大事だと思うのは、「興味を持たせてくれる本との出会い」です。無味乾燥的に難しいことを書き連ねた専門書ではなく、体が存在する意味や、その仕組みの重要性を分かりやすく解説してくれている偉人による良書。世の中にはそういう書籍が少なからず存在します。

 ここでは私の個人的な好みを前提に、そうした先生方の書籍を紹介しておきます。もちろんこの中に皆さんの好みの本があれば、それを読んで頂ければいいわけで、無理に読む必要はありません。大事なのは多くの本を読むことより、自分が本当に大事だと思った本を幾度も読み返すことだと思います。広くではなく深い理解、そこからいろんな勉強への扉が開くのだと思います。私にとっての伊藤先生や萬年先生との出会いがそうであったように。

 


 

 平成29年度は、これまでの集大成として基本の総復習を謳った内容で実施しております。途中参加でもスタッフが補助に付くなどの対応をさせて頂きますので、気楽にご参加下さい。