基 礎 |
体の操法 剛法(術式の一) |
体の操法 柔法(術式の四) |
- 立禅の姿勢で立つ(以下はその中身)
- 骨盤を常に正面に向ける
- 頚部の意識を消すことで頭部を固定
- 臍と目線を同じ向きにした状態で体を固定する
- 肩を落として不要な関節の遊びを消す
- 肘を曲げつつ前腕を回内し肘の張りを強く意識する
- 腰を落とすことで下半身から体幹までを安定させる
- 手はボールを握る形で指先まで均等に張る
- 全身から関節の感覚を消しさる
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- あぐらか正座で下半身を(固定)安定させる
- 息を大きく吐いて肚に重心を落とす
- 顎(頚部)の力を抜いて頭部を安定させる
- 手はボールを握る形で指先まで均等に知覚する
- 手技の動きは指先を起点として行う
- 呼吸を小さくすることで体の不要な揺らぎを抑える
- この状態で全身の隅々まで均等に把握する
- 全身から関節の感覚を消しさる
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剛法の練習 |
柔法の練習 |
- 逆立ちで手を疲れさせて体を脱力させる(カエル立ち)
- 全身を固めたままで関節をひとつだけ動かす(全関節)
- 壁に手掌圧を行い体から力が抜ける部位を探す
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- 逆立ちで手を疲れさせて体を脱力させる(カエル立ち)
- 壁に背をつけて体幹を固定した状態で全身を把握する
- 床に手掌を着いて全身の動きを使って密着させる
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あそび |
- スーパーマンのポーズ(体の中心を仙骨へ修正)
- 足裏を地面に密着させたまま膝で文字を書く
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施術における体の操法は、全身を均等に固める「剛法」と、全身を均等に緩める「柔法」とに区分でき、この双方が正しく扱えれば、その中間をも正しく扱うことができることになります。「剛法」は施術において相手の体から必要以上な影響を受けないようにする、つまり「に身を守るための術」であり、「柔法」は相手の体の深部と深く繋がるための術です(ただし危険性は高い)。どちらのその目的は全身を均等に意識することですが、「剛法」は均等に意識しつつ体を正確に動かすことを目的とし、「柔法」は均等に意識しつつ自身の体の感度を高めることを目的とします。どちらも自身の体から「関節の意識」を消し去ることで成立します。 |
基礎 術式の一 |
基礎 剛法に加えて行う |
押圧の方法 |
- 下半身を限界まで落として下肢・体幹を固定する
- 肩を限界まで下げつつ上腕骨を強く内旋させる
- 肘を引きつつ前腕を限界まで回内させる
- 手関節を軽度の背屈・橈屈・回内で完全に固定する
- この時に小指側を指尖の先端まで強く張る
- 頚部に力を溜めないよう口は開いたままとする
- 全身の内側に向けて強く力を込めその力を留める
- 全身すべての関節の動きを止めた状態を維持する
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- 体の内部に溜めた力を拇指の一点に収束させる
- 拇指圧の中に中心の一点(2〜3mm)を設ける
- 自身の体の安定は保たず押圧で体を釣り合わせる
- 押圧時は自身の体を完全に静止させる(石像の如く)
- 押圧により支点の中心2〜3mmを確実に固定する
- 押圧を受け手に「持続性の一点圧」と認識させる
- 押圧により全身の皮膚の張力を均一に揃える
- 押圧刺激はその上限を八秒までとする(八秒ルール)
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基本 実技 |
拇指圧の手指の操法 |
面・尖・側 |
- 拇指の他は示指・中指・薬指の三指を使用
- 手掌圧を行う場合は手掌の一点に中心を設ける
- 肘を使う場合は肘頭の先端に必ず中心を設ける
- 指先を動かす手技でも常に指尖に中心を設ける
- 中心の一点とは全身が動く際の起点・座標とする
- この中心に合わせて全身が動くことを理想とする
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- 手指による刺激は面=域・尖=点・側=線に区分する
- どの刺激形式でも常にその中心は明確に保つ
- 面は手掌圧など広域への均等な刺激とする(包む)
- 尖は一点貫くことを全体とした刺激とする(刺す)
- 側は手刀などで隙間に分け入る刺激とする(切る)
- 面・尖・側はジャンケンのパー・グー・チョキに相当する
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- 足趾の先端の支点を消す
- 腹部に穴を開ける
- 脛腓骨の間を離開する
- 指先の筋腱繊維をほどく
- 手首の腱をほどく
- 骨膜を緩める
- 関節の離開(肩関節・股関節)
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足部への施術 |
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全身反応の施術 体壁系 |
全身反応の施術 体壁系 |
- 腹部に穴を開ける
- 下顎から心膜をゆるめる
- 指先の筋腱繊維をほどく
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基本 その2 |
消化器呼吸器 |
目の施術 |
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- 上顎洞と視覚野の対圧
- 眼球への直接の対圧
- 眼球と脳の神経連絡を抑制する
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