4.自分の体と仲良くなる(感覚の回復)
〜 体の繊細な感覚の重要性 〜


 

 現代人の身体感覚は、昔と比べて非常に鈍くなっています。その背景にあるのは「頭ばかりが忙しすぎること」や「体を動かさないこと(重労働の減少)」などですが、その結果として、本来備わっているべき「内臓感覚」や「深部感覚」といった繊細な感覚が薄れ、体の感覚が偏りやすくなっています。こうなると「自分の体の状態が自分ではよく分からない」となるわけで、初期段階の体の異常を感じ取れなくなります。初期段階で気付ければすぐ治るものも、それに気づかず放置・悪化すると、いざ治りにくい問題となってしまうわけです。こうした体を私たちは「自分の体と仲が悪い状態」と呼んでいます。

 

 大和整体はこうした「身体感覚(特に内臓感覚)の回復」を重視します。体の感覚が正常化すると、自分で自分の体のことがよく分かるようになっていきます。「どうすれば自分の体がもっと楽になるか(どうすれば痛みがおさまるか)」を自分で気づけるようになれば、少々の体の痛みや不調は「寝れば治るもの」となっていきます。「通われていることを恥と思え」というのは師の言葉ですが、体と仲良くなれば、病院やウチなどに通わずに済むわけです。大和整体の目的は、こうした「体を自力回復ができる状態へと戻す(自然な状態に戻す)」ことにあります。